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部活から受験勉強へ。受験生、ガンバレ!

夏休みも終盤ですね。ユニスタ各店の夏休みも終わりに近づき、調布店は先陣を切って(?)明日から営業です。制服のお直しを依頼されているお客様は、店舗からの連絡が入り次第お早めに受け取りにいらしてください。

 9月に入ると、いよいよ次年度の新入生向け販売の準備も少しずつ始まります。考えてみたら、2023年も残すところ4カ月余り。そんなこと言うなよ・・・と思われそうですが、それをとくに感じているのが受験生の皆さんではないでしょうか。

 知り合いのお母さんから、こんなメールをもらいました。高校生の息子さんが挑んだのは高校野球。甲子園をめざしてがんばったけれど、最後となった今年の夏、夢の途中で挑戦は終わってしまいました。いつかは負けるとわかっていても、わりきれない親子の胸の内。わかる、わかるとそのメールを読みました。

 「延長タイブレークで負けてしまった悔しさが余りに大きく、またその日、突然9年余りの野球生活から引退となった寂しさで、(息子は)なかなか立ち直れませんでした。私たちも最後の夏大で思いっきり声をだして応援し、この試合ではスタンドとグラウンドが一体になり、このチームの伝統ってこれなんだとやっとみんな思えたところでの敗戦でした()

毎日野球に取り組んだ日々から、突然、受験に切り替えるのは本人も大変そうです。でも、優勝したチーム以外のどの球児もどこがで必ず、悔しい思いをしているわけですからね。こんなに一生懸命になれてよかったと、今は思います。皆さんに感謝です!!

 彼と私は、彼が子どものときにキャッチボールをした仲です。小さな体でいつも大事そうにグローブを抱えていた姿をみかけ、いつからか相手をするようになりました。でも、途中でお父さんの仕事の都合で引っ越してしまい、その後どうしているかはわからずじまいでした。ところがある日、見たことのある野球リュックをしょっている青年を見かけ、あれっ? と。それはあの、野球少年でした。体は相変わらず細いけれど、だいぶ背が伸びて凛々しくなっており、聞けば野球で連日大忙しだというではないですか。そして、野球を続けていてくれたんだと、めちゃくちゃ嬉しく思いました。

 お母さんからのメールには、最後にこう綴られていました。「野球の楽しさを教えてくださって、本当にありがとうございました」。

 え~、そんな。私が楽しくてやっていただけなのに。こちらこそ、ありがとう! そして、一度切れてしまったように見えた糸も、じつは切れずに細々とつながっていたことに驚きでした。人との縁って本当に不思議です。

 負けた次の日から、もう練習しなくていい・・・。ホッとした気持ちと、受け入れられない自分の両方がいるのだろうと思います。でも、もう夏休みも終盤。彼は今、気持ちをしっかり切り替えて、大学受験に向けて本気モードに入ったところでしょうか。部活で苦しい思いをすると、その経験がその後の受験勉強にすごく生きてくるんだと、指導する先生たちから聞いています。流した汗は、絶対無駄にはなりません。だから、みんな、ガンバレ! 受験に挑む受験生全員に、心を込めてエールを送ります。

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