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「脱プラ」フランス式は量り売り

前回、「プラスチック汚染」問題についての講義を受けたことを書きました。偉そうに学んだことを綴ったものの、聞いて終わり?と思ったので、「脱プラスチック」がどれくらいできるか、自分自身の日常で試してみることにしました。

いやいや、意識すればするほどそれが容易ではないことに気づきます。スーパーへ行けば、肉も魚も多くはトレーに乗った個包装。野菜は包装されていないものも買えるけど、レジ後に自分の買い物袋に入れる際、レタスなどは備え付けのビニール袋に当たり前のように入れていた。水が出るから・・・が理由だけれど、できればこれもやめたほうがいいのか!?

お惣菜はもちろんトレーやケース入りだし、菓子やパンなどを筆頭に袋に入っていないものはない。飲料は紙パックのものも多いけれど、小さいサイズのものはやはりペットボトル。お酒やしょうゆなどの調味料もみんなペットボトル入りで、プラごみはどうしたって出てしまうというのが実情です。

そんなさなか、普段行かないドラッグストアの調味料コーナーで、紙パック入りの料理油を見つけました。おっと、初めて見た製品。使い勝手はどうなんだろうと思いつつ、試しに買ってみたら全然悪くない。ただこれはとても小さなサイズで、大きくなればなるほどペットボトル入りになってしまいます。

とにかく、日本で何かを買おうと思ったらほとんどがプラスチック包装。すべてのものにプラスチックが使われているといっても過言ではないわけです。そういった環境下で私たちができる最低限のことは、リサイクルが完全にできるようなるべくキレイにしてプラゴミの日に出すことでしょうか。学校では各教室に分別ごとにゴミ箱が用意され、生徒がきちんとそれを守っている・・・という話も聞いています。分別がされず、燃えるごみとしてたくさんのプラスチックが捨てられているのが実情なので、家庭でも、会社でもしっかり実践しないといけませんね。

ところで、対策が進んでいるのがフランスだそう。日本とは異なり、量り売り専門店やスーパー内に量り売りコーナーを設けている店が多く、そこにはお米や豆、しょうゆ類、ジュースやワインなど、あらゆる食材が入った容器が並んでいます。購入するときは自前の容器に必要量を移し入れ、重さに応じて支払うというもので、自前の容器がなければ紙袋や瓶が無料で用意されているとか。最近、日本のスーパーでもナッツやドライフルーツをこうして買うコーナーが増えているから、同じ発想なんでしょうね。食材が入った容器がズラリと並ぶフランスの量り売り専門店の様子、ちょっと見てみたいものです。

包装されていない野菜を手に取ったら量りに乗せ、「容器なし」のボタンを押すとバーコードシールが出てきて、それを野菜のどこかにポンと貼る。そんなシステムもあるらしい。これは大きなスーパーに限るみたいですが、日本のスーパーも今、いろいろなことを考えながらよりよいシステムを検討しているのだろうと思います。

最後に、売り方、買い方が少しずつ変わる世の中にあって、そう、制服販売も同じです。昨年から本格的に導入となったECサイトを利用した販売方法。初年度は少なからずトラブルがあって、次年度はそれを減らすべく策を練っているところです。でも、ネットで簡単に購入できても、3年間着る大切な制服です。売り手、買い手の顔がきちんと見えるということが、安心のためにも大切なのではないでしょうか。ユニスタも最善策を検討中です。

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