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関連各社一丸での取り組み「全国学校服連絡協議会」のお話

ユニスタの代表・齊藤は「全国学校服連絡協議会」の副会長も務め、日ごろより全国を飛び回っています。協議会の発足は、ちょうど3年前の夏です。全国の学生服小売店が中心となって構成され、総会員数は128社。設立の目的は、共同で講演会や研修会を開いたり、学校や行政機関と連携して制服の価値を高めるための活動や取り組みを行うことです。       

 

例えば、一昨年の熊本地震では、益城町立益城中学校の被災生徒支援を行いました。制服を喪失してしまった生徒さんに対し、新たな制服を手渡すなどして喜ばれています。このような活動は、古くは阪神大震災のときから関連各社が個別に行っており、東日本大震災でも制服の無料配布を実施。ユニスタも各自治体に直接寄付をしたり、一時避難で東京の学校に編入する生徒さんに無償で制服を寄付したりと、積極的に活動してきました。ただ、各メーカー、販売店の足並みが揃わず、無駄や効率の悪さが目立ったことから文部科学省の丹羽副大臣に陳情。学校服業界が業界団体として「協議会」を立ち上げることで生地メーカー、アパレル、販売店が展開していた活動を一本化し、教育委員会、福祉協議会、学校と連携して、災害情報収集とスムーズな支援をできるようなシステムをつくったのです。

 

設立の背景には、純粋な支援活動とともに、学生服の多くは国内生産で一般衣料以上に製造から販売まで労力と時間をかけているにもかかわらず、近年、その価値が軽視されることへの危惧があります。3年間毎日着用しても大丈夫なように生地を選び、確かな縫製で仕上げた制服はまさにメイドインジャパンならではのもの。そんな誇りともいうべき技術を理解してもらうためにも、関係各社が学生服の特殊性を改めて認識し、結束して制服の価値向上を目指した活動を展開しようという狙いです。まだまだ微力ではありますが、子どもたちの明るい未来のためにも、業界一丸となってやれることを無理なく実行していけたらと思います。

 

今日はちょっとお堅い話になりましたが、私たちの「志」を感じていただけたでしょうか。在学中という限られた時間だからこそ、生徒さんといつのときもしっかりと繋がっていられるように――。

さぁ、新たな2学期が始まりました。実りある「秋」にしていきましょう!

 

 

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